ROCKHURRAH紋章学 ビール・ラベル編2


【カイル・マクラクラン来日記念!ブルーベルベットでのワンシーン】

SNAKEPIPE WROTE:

WOWOWでの先行放映分第4章までの「ツインピークス The Return」を観終えてしまった。
先日のブログで書いたように、先行放映されているのは吹き替え版なので、通常の字幕とは違うバージョンでの鑑賞。
少々物足りなさを感じてしまうけれど、今は仕方ないね。
第4章まで観た感想は
「こんなにリンチ全開で大丈夫?」
というもの。(笑)
全く意味不明な映像がたくさん出てきて、リンチ崇拝者としては嬉しくてたまらないけどね!
まだまだお話はこれから続いて行くので、どんな展開になるのか楽しみだ。
WOWOWでの放映のため、カイル・マクラクランが来日したという。
その記念として(?)トップ画像をビール飲んでるカイルにしてみたよ!
なんでビールなのかって?
それは次の文章を待て!(誰だ?)

今年は7月のうちから猛暑日が連続するなんて、これから先が思いやられるよ。
熱帯夜も続いて非常に蒸し暑い。
この暑さにはやっぱりビールだね。(笑)
好みがうるさいわけではないので、近所のスーパーで買える物から購入している。
ところが世界には味にもパッケージにも「こだわり」を持ってるビールがたくさんあるんだよね!

2012年8月に「ROCKHURRAH紋章学 ビール・ラベル編」を書いたことがある。
今から約5年前になるんだね。
世界にある様々な工夫をこらしたパッケージ・デザインに心惹かれたSNAKEPIPE。
購買意欲をそそる第一は視覚だと思う。
目に留めてもらわないと知ってもらえない。
知らなければ当然買わない(売れない)からね。
そしてもちろん味。
見た目良し、味も良しだったらお気に入りになって、ずっと買い続ける。
それが商売だと思うんだけど、どうだろう。
ネット上での検索では味については分からないけれど、まずは第一関門としての「見た目」でビールを選んでみたよ!
題して「ROCKHURRAH紋章学 ビール・ラベル編2」!
「2」を足しただけ、だったね。(笑)

これは!マジンガーZ?
よく見ると違うけど、似てるように感じてしまうね。
隣は怪物?
この2本の画像だけではなんとも言えないけど、左の怪物を倒すために、正義の味方であるロボットが出動している図を想像してしまう。
こんなパッケージを見かけたら、つい手に取ってしまうなあ。(笑)
これはオレゴン州ポートランドにあるGIGANTIC BREWING COMPANY LLCが製造販売している商品なんだよね。
パッケージ・デザインに力を入れているようで、パッケージ・デザインのポスターまで販売しているとは驚き!
そしてなんと東京でも飲める、との情報があったよ!
いつか飲んでみたいよね!
せっかくならボトルはお土産でもらって帰りたいね。(笑)

続いてはこちら!
今回は「思わず手に取る」商品というのがキーワードになっているので、派手目のデザインが多いかもしれないね?
右の画像は小さくてわかりにくいかな。
クリックすると少しは大きくなるので、試してみてください。
もう少しアップにした画像も入れておこうか。
「Fearless Youth」と書いてあるね。
直訳すると「恐れのない若者」か?
ボトルにそれぞれタイトルがついているんだけど「農家の娘」とか「雪のしずく」なんていうのがあるよ。
日本酒でもよく「○○娘」とか「雪の〜」のようなネーミングって見かけるから、同じセンスなんだろうね。(笑)
これはコロラド州にあるGrimm Brothers Brewhouseの商品なんだよね。
グリム兄弟の名前を付けているだけあって、ちょっとお伽話っぽい雰囲気のHPも面白いよ。
GABFで賞を受賞なんて書いてあるんだけど、GABFって何だろう?
Great American Beer Festivalの略だって!(笑)
パッケージだけじゃなくて、味も自慢とは素晴らしいよね。

これもいいなあ。
もしかしたら瓶ビールのサイズとパッケージのバランスが良いのかもしれないね。
日本でいうところの中瓶よりも、やや小ぶりな感じ。
見ているだけで楽しくなってくるね。
こちらもそれぞれタイトルがあって「燃えさかる河」や「灯台守」なんていうのもあるんだよね。
その中で目をひいたのは「ノスフェラトゥ」だね。
1922年に制作された「吸血鬼ノスフェラトゥ」をモチーフにしてるんだろうね。
ホラー映画が好きなROCKHURRAHもドイツ表現主義の傑作だと言う。
実はSNAKEPIPEはこの作品は未鑑賞。
いつか観てみよう。
吸血鬼というだけあって、このビールはルビーレッドの色なんだって。
「夜にこのビールを飲むことを恐れないで!」
なんてわざわざ書いて、笑いを取ることも忘れてないね。
こんな洒落たことをやっているのはオハイオ州にあるGreat Lakes Brewing Company
ビールに関するグッズ販売もしているし、パッケージ・デザインはポストカードにして売られている。
日本のメーカーで、自社製品としてグラスやポスター販売しているところってあるのかな?
何かのおまけでプレゼントはあるかもしれないけど、販売は見たことないかも?
パッケージ・デザインを使用した商品を販売できるということは、そこまで力を入れてるってことだろうね。
いくらパッケージ・デザインが素敵だからといっても、アルコール度数8%なので飲み過ぎに注意だね!(笑)

これもまた面白い!
デザインということに対しての情熱が違うみたいだね。
あまりテレビを観ないROCKHURRAH RECORDSだけど、たまにCMを目にすると商品名を連呼するか笑いを取ろうとするだけの「くだらない」ものばかり。
昔はもっとアートなCMあったよね?
観るのを楽しみするCM、例えば80年代のサントリー・ローヤル、ランボー編とか。
今改めて観ると、まるでホドロフスキーだね!(笑)
もしかしたらSNAKEPIPEが知らないだけで、日本でもパッケージ・デザインを含めた広告の世界は進歩してるのかなあ。
多数決のような統計学を使用して決定されたデザインは、8割の人にはウケても残りの2割は反応しない。
きっとSNAKEPIPEはその2割に入っているんだろうね。(笑)

コロラド州にあるLeft Hand BrewingはHPも凝っているので、観ているだけでも面白い。
しかけがあるせいか、少しだけ重いけどね。(笑)
パッケージ・デザインも個性的で、これも飾りたくなるタイプ!
ここでもやっぱりポストカードとして販売してる。
「ウチのデザイン、抜群でしょ!」
なんて自信満々なんだよね。(笑)

ビールの味も変わっているようで、コーヒー味、スパイシーアロマなんて単語が書いてある。
左の「Warrior IPA」はシトラスとパインの香りがするみたいなんだけど、フレーバービールって飲んだことないなあ。
一体どんな味なんだろうね?
そしてアルコール度数は7.3%、結構高め!(笑)
残念ながらアメリカでしか手に入らないみたいだけど、見ていてワクワクできちゃうね!
「Left Hand」のマークもシンプルだけどインパクトがあって、このグラスも欲しくなっちゃった。
1個5ドルだって。
ビールとグラス、日本に送ってくれないかな。(笑)

今回も見た目にこだわりを持ったビールを集めてみたよ!
SNAKEPIPEの好みのせいか、似たタイプになってしまったね。
アメリカのビールだったせいか、アメコミみたいな絵が多くなってしまった。
さて、書き終わったからビール飲もうっと。(笑)

ROCKHURRAH紋章学 MUSEUM・ロゴ編

20170409 top
【訪れてみたい美術館のうちの一つがMOMAだね!】

SNAKEPIPE WROTE:

アート関連の記事を書くことが多いこのブログだけれど、今まで特集したことがなかったのが美術館や博物館のロゴ!
このことを指摘してくれたのはROCKHURRAHだったよ。
面白い企画を立てる基盤となる美術館/博物館自体が印象的でオシャレなロゴを使用していないとね?
いや、使用していて欲しい!(笑)
館の象徴であり、一目で趣旨を分からせるシンボルがロゴだと思うから。
海外の美術館/博物館はどんなロゴを採用しているんだろう。
探してみようか!

最初にご紹介するのはこちら。
デザイン系です!とわかりやすい「いかにも」なロゴだよね。(笑)
パラパラとマス目から落ちているのか、それともこれから塗っていく途中なのか?
モザイクを使用した、まるで方眼用紙を塗りつぶしたようなシンプルさは、なかなかオシャレだと思うよ。
よく見ると一粒一粒は四角じゃなくて丸なんだね。
粒がさらに四方に弾けているパターンもあって、それも面白い。

これはボストンにあるDesign Museum Bostonのもの。
建築、家具、ファッション、グラフィックなど様々なデザインについての知識を得ることができるみたいね。
そして仕事上で発生する問題をどのように解決していくかを考えるのがコンセプトだという。
デザイナー志望の人には夢のような博物館だよね。

このロゴデザインをしたのはボストンで活動しているデザイナー、John Magnifico
HPで見る他の作品も面白いのがたくさんあるよ!
デザイン博物館に採用されるデザインができるんだから、すごいことだよね。(笑)

美術館だったら忘れちゃならないのは帝都、じゃなくてテート・モダン(Tate Modern)だね。(ぷっ)
ここはイギリス国立近代美術館で、なんと入場料無料!
大英博物館も無料だし、イギリスは文化的な意識が高いことがよく分かるよね。
日本で国立の博物館や美術館に無料で入った記憶がないよ。
国民総生産や国民総所得など、数字で表される世界ランキングで日本は上位に入ってはいるけれど。
文化的な視点からみたら、かなり低い位置にランキングされるに違いないね。
数値化するのが難しいだろうけど。(笑)

テート・モダンのロゴデザインに話を戻そうね。
ブレたロゴを見るのはこれが初めてかもしれないなあ。
シンプルだけれど、記憶に残るよね。
映画が始まる前に流れるカウントダウン映像のピントが合ってない状態のような。
もっと想像を逞しくするならば、夢なのか現実なのか分からないボーダーラインにいる感覚かな。
現代アートの持つ「ちょっとよく分からない」要素に通じているように感じたんだよね。
本当にアートなのか、ふざけてるのか判別できない「ファジー」な感覚というか。(死語?)

このロゴをデザインしたのはニューヨーク、ロンドン、サンフランシスコに事務所を構えるWOLFF OLINS というデザイン事務所に所属するMarina Willer
海外では性別や年齢、国籍などを記載しない履歴書が一般的だと聞いたことがあるけれど、デザイナー業界も同じように作品勝負みたいだね。
個人的な情報を調べることはできなかったよ。
「あのテート・モダンのロゴ」のデザイナーということで充分なのかな?

テート・モダンのコレクションも素晴らしいんだよね。
ここも一度は訪れたい美術館のうちの一つ!

次は少し変わった博物館にしてみようか。 
Computer History Museumはカリフォルニア州にある博物館である。
その名の通りコンピューターの歴史を知ったり、プログラミングの勉強ができる施設なんだね。
子供時代に与える影響で大きいのは環境だと思うんだけど、例えばこの施設の近所で育った子供は、遊びながらプログラミングを覚えていくんじゃないかな。
両親の方針にもよるだろうけど、こんな施設が近くにあったらSNAKEPIPEも行ってみたいな!
もう子供じゃないけどね。(笑)

そんな博物館を見事に表現したのが上のロゴ。
コンピューターで使用される「0」と「1」の二進法をデザイン化していて、インパクトがあるよね。
なかなか考えられていて素敵なんだけど、残念ながらデザインしたのが誰なのかが調べられなかった。
まさかと思うけど、博物館の職員とか?(笑)

 続いても見たまま、の博物館にしてみよう。
THE TIBET MUSEUM はチベット自治区にある、チベットの歴史や文化を伝えるための博物館だという。
入場料は無料! 
月曜日が定休日のようなので、出かける時には気を付けないとね。
チベットには独特の文化があるので、きっと面白いだろうね!

そしてこのチベットらしさ満載のロゴをデザインしたのが1970年ドイツ生まれのMarkus Strümpel
ドイツ人がチベットのデザインをするというのは少し意外な気がしたけど、空港のデザインからイラストを描くなどマルチなデザインをしている人みたいだからね。
依頼があればなんでもこなしてしまうような器用でセンスがある人なんだろうね。
右のロゴで気になるのは塔のてっぺんを境に、余白の高さが違っているところかな。
ダライ・ラマに会った写真も掲載されていて、HPも見応えあるよ!

次は博物館自体に興味が湧いてくるこちら!
ロンドンにあるThe National Army Museumは訳すと国立陸軍博物館になるんだね。
こちらも国立!
企画展は有料みたいだけど、無料で鑑賞できる展示もあるよ。
イギリスは文化や教育に力を入れてる事が分かるよね。
当然のようにイギリス陸軍についての歴史を知るための博物館だけど、毎週のように無料の企画が考えられているようなんだよね。
戦争と陸軍の関係を軸に、例えば軍服とファッションの関連についてなど、SNAKEPIPEには興味深い特集を組んでいるところが素晴らしいと思ったよ。
様々な方向から戦争を考えよう、という姿勢が伺える。
ロンドンにはこの博物館以外にもImperial War Museum (帝国戦争博物館)もあって、こちらも同じように戦争の歴史について学べる博物館で、企画展示以外は無料。
学生だけじゃなくて観光客にも人気だろうね。
ここも気になる博物館だね。

国立陸軍博物館のロゴは、これまた「いかにも」なデザインだよね。
王冠マークが旗にプリントされているところがイギリスの国立博物館ならでは、かな?
ロゴデザインというよりは、「Army Museum」の部分に惹かれて選んでしまったSNAKEPIPE。
このロゴもデザインしたのが誰なのかを調べることができなかったよ。

 最後はこちらのロゴにしてみよう。
アメリカはテキサス州ジョージタウンにあるThe Williamson Museumである。
地域の歴史や文化を紹介し、子供の教育に力を入れている博物館みたいだね。
海外を旅行する番組で、たまに見かけるようなタイプかもしれない。
きっとご近所付き合いが盛んな地域なんだろうね。

この博物館のロゴが右の画像。
Museumの文字がなかったら、ステーキハウスでもいけそうじゃない?(笑)
実は最初に見た時、キュビズムの影響を受けたデザイナーの作品だと思ってしまった。
牛を正面や横から見て一枚に表現していて、 まるでピカソみたいだからね。
テキサスと聞いて思い浮かべるのはやっぱりカウボーイ。
ということで牛なんだろうね。
色使いも3色、と非常にシンプル。
このロゴをデザインしたのはブラジル人のNick Ramos
お住いがジョージタウンなので、地元密着型のデザイナーなんだね。
HPに載っている他のデザインもジョージタウンに関する物が多かったよ。
地元愛にあふれていることがよく分かるね!

今回は美術館/博物館のロゴ特集にしてみたよ!
ロゴのデザインそのものはもちろんだけど、博物館自体に興味を持ってしまったね。(笑)
この特集は第2弾も企画してみよう。
きっと世界中に面白そうな美術館や博物館があるだろうからね! 

ROCKHURRAH紋章学 コーヒー・パッケージ編

【コーヒーといえば、リンチ!リンチ・コーヒーはどんな味だろう?】

SNAKEPIPE WROTE:

セブンイレブンのセブンカフェ効果でブームになったコーヒー。
美容や健康にも良いという効能も話題になったよね。
昔から飲んでいるし、今更どうした?という感じだけど、コンビニにカフェとしてコーヒーメーカーが併設され、近くを通ると芳しい香りをかぐことが多くなった今日この頃。(笑)
とても良い香りに、つい誘われそうになっちゃうよね!

ビザール・グッズ選手権」で「コーヒー・マグ」を特集したことはあったけれど、コーヒーそのものについて調べたことがなかったね。
パッケージ・デザインやラベルについて書いている「ROCKHURRAH紋章学」で取り上げてみようか。

一番初めはこちらから!
まるでアルコールのボトルのようなんだけど、ちゃんとコーヒーって書いてあるんだよね。
ラベルの上のほうにready-to-drinkと書かれているので、すぐこのまま飲めるアイスコーヒー用ってことなんだね。
これはノースカロライナ州にあるSlingshot Coffee Co で扱っている商品。
ボトルの形が少しコロンとしていて、ロゴとのバランスも良いね。
そしてこのデザインを担当したのがGOOD SOUTH という男女2人組のデザイナーチームとのこと。
HPを見るとシンプルなデザインを得意としているようで、清潔感があってお洒落だよね。

このGOOD SOUTHというチーム、 カスタムデザインやロゴをネット上で販売するという形式で商売しているみたい。
ちなみに上のパッケージ・デザインは日本円で22万程度、ドルにすると$2,200くらいなのかな?
アートとしてのデザインはもちろんだけど、ちゃんとビジネスとして成立させているところがプロだよね。
値段がはっきりしてるから、受注も多いのでは?(笑)
お洒落でカッコ良いからお願いしたいけど、あまり高かったら困るな、などと二の足を踏むことがないからね。
明瞭会計は良いね!

今度は民族調のデザインだよ!
これはギフト用のコーヒーを扱うウクライナにあるParadise. Gourmet-club™の商品なんだよね。
画像だと見え辛いけど、エクアドル、ネパール、インドネシア、ジャマイカといったコーヒー豆の産地にちなんだ仮面をモチーフにしたパッケージ・デザインになっているところがポイント!
コーヒーの味も楽しみだけど、飲み終わってもパッケージの使い道がありそうなところも良いよね。(笑)
こんなギフトをもらったら嬉しいだろうな!
デザインしたのはARTEMOV ARTELという、こちらもやはりウクライナにあるデザイン・スタジオ。
HPに他のデザインも載っているけれど、色使いがはっきりしていて好きな感じ!
SNAKEPIPEが勝手に想像しているウクライナの雰囲気とはまるで違っていて、その意外性も手伝って一層感心してしまったよ。(笑)
ウクライナのイメージ?
簡単には説明できないな!(笑)

こちらもまたコーヒー豆の地域を分かり易くパッケージ・デザインに生かしてるよね。
ウクライナのデザインは仮面だったけれど、今度は写真ね。
ありきたりとも言えるけれど、とてもお洒落なパッケージだと思うんだよね。
コーヒーを売っているKÖWA COFFEE & TEA COMPANYのリンクは残念ながら探しだせなかったけど、デザインしたところは判明したよ!
これはスペインのバルセロナにあるseriesnemoによるもの。
さすがはスペイン!
他にも素晴らしいデザインがたくさん載ってるんだよね。
デザインのベストアワードを何度も受賞してるその世界では有名なデザイン・スタジオなのかもしれないね?
なんでもないように見えるのに、惹かれるということはやっぱり何かあるんだろうね。(笑)
全体のバランスなのかな。

最後は極彩色のデザインにしてみよう。
Piedra Negraが提供しているコーヒーのパッケージの素晴らしいこと!
このメーカーのサイトは発見できたんだけど、スペイン語にしか対応していなくて。
英語とロシア語も対応と書いてあるのに、クリックできなかったんだよね。
ロシア語になれば少しは分かったのにね。(うそ)
翻訳しながら見てたんだけど、それでもどこの国なのかは分からなかった。
大胆なデザインの割には、真面目な文章が並んでたし。(笑)

デザインを担当したのはAlmaというポルトガルのデザイン・スタジオ。
パッケージのイラスト部分を拡大して右に載せてみたけど、素晴らしいよね!
アジアっぽい雰囲気も感じるよね。
孔雀の羽根のようにも、目のようにも見えて摩訶不思議!
こんな派手な色使いのデザインが採用されて、商品化されるって素敵だよね!
やっぱりデザインに対しての歴史が違うんだなあ、と改めて感じるよ。

今回はアメリカ、ウクライナ、スペイン、ポルトガルのデザインだったね。
今度はどんな国のデザインを紹介できるかな?
今からワクワクするね!(笑)

ROCKHURRAH紋章学 映像制作会社・ロゴ編

【印象に残る秀逸な映画会社のCM。1932年だって。カッコ良いね!】

SNAKEPIPE WROTE:

今まで何度か書いたことがあるけれど、週に2〜3本の映画を鑑賞する習慣があるROCKHURRAH RECOREDS。
このブログでも「好き好きアーツ!」で監督別に作品を紹介したり、「映画の殿」というカテゴリーでは様々な角度から映画について語っているんだよね。
映画の内容だったりタイトルバックについてなどは書いてきているけれど、今回SNAKEPIPEが注目したのは映画本編が始まる前に流れる映画制作会社のCMやロゴについて。
実は今までにも「あ、今のカッコ良い!」と感じていたのにもかかわらず、会社名を控えておかなかったために失念してしまっている!
これからはメモっておかないと。(笑)
今日の「ROCKHURRAH紋章学」は、秀逸だと思うロゴについてまとめてみたいと思う。
映画や映像に関わる、実体がある会社ということに統一してみたよ!
では早速いってみよう!


映画制作会社のロゴを探している時に、思わず「おおっ!」と声をあげてしまったのが上の画像!
ベージュ、朱色、黒という3色に加え、構図もバッチリとロシア構成主義を意識しているのが解るんだよね。
なんと素晴らしいんでしょ!(笑)
カナダのオタワ州にある「REFORGER FILMS」という会社だということは調べられたし、実体があることもわかったんだけど、肝心のHPがないの。
貼られていたリンクが切れていたので、それ以上の情報は得られなかったよ。
こんなに素敵なロゴを使用する会社が、どんな映像を制作しているのか興味があったんだけどね。残念!


続いてのロゴもお洒落なんだよね。
魚の骨に見立てて会社名をアピールしてる。
STINK」はベルリン、ロンドン、ロスアンゼルス、サンパウロなど世界各国にオフィスを構えるグローバルな映像制作会社みたい。
さすがにこれだけのロゴを使うだけあって、センスが良い人材の宝庫なんだろうなあ。
HPには「STINK」が手がけた映画や広告、所属するクリエーター達の作品が載っていて楽しい。
実際に目にしたことがある作品はなかったけれど、さすがに面白い作品が多いんだよね。
ロゴがお洒落なら、制作している内容も良いだろうというSNAKEPIPEの予想は当たりだね!(笑)


ロゴだけで、どんな傾向が得意なのか判るのも重要なのかもしれない。
DANGER FILM COMPANY」 は、黒いスーツにサングラス姿の男が、ピストルの代わりにカメラを構えているロゴを使用している。
まるでタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」の中に登場するギャングのような出で立ちに加えて「DANGER」だもんね。
この会社がアットホームでハートウォーミングな映画や広告を制作しているとは思わないよね?(笑)
実際に制作した作品はホラーやクライム系の映画と紹介されているね。
サンフランシスコの制作会社とのこと。
いつか映画のクレジットに名前を発見することがあるかもしれないね?


続いてもすぐに傾向が判るロゴを使用している会社の紹介ね!
HORROR MOVIES UNCUT」はそのまま「ホラー映画」と会社名に使われているため、間違うことなくホラー専門と判るよね。(笑)
そして使用されているイラストも「いかにも」だしね!
HPやTwitter、tumblrなどいくつもの情報サービスを使用してホラー関係のニュースやインタビュー等を載せていることを確認したよ。
いくつかのサイトで探してみたけれど、これは制作会社ではなくて単なる「ホラー好き」な人のウェブサイトみたいだね。
今回設定していた「実体のある制作会社に限定」から外れてしまった!
しかもHPを運営しているのが誰かも不明なの。
HPは頻繁に更新しているし、かなり情報密度が濃いのにね?
「ABOUT US」という項目がないので、不明なままロゴの紹介だけで終わることにしよう。(笑)


続いてもホラーつながりでこちらのロゴを。
CRUMPLESHACK  FILMS」 は、いまにも傾きそうな掘っ立て小屋を使用したロゴなんだけど、ものすごく怖いよね。
中にはどんな人がいて、何を行っているんだろうと想像してしまう。
予想通り、この会社はホラー専門のようだね。
親会社が「DUSTIN MILLS PRODUCTIONS」で、その別ラインとして「CRUMPLESHACK FILMS」があるということみたいだね。
「The dark dirty underbelly 」、直訳すると「暗く汚い下腹部」部門が「CRUMPLESHACK FILMS」ということみたい。
きっとホラーの中でもエグい映画と想像する。
得体の知れない恐怖感は直に伝わってくるので、このロゴの使用は成功だろうね!(笑)


親元である「DUSTIN MILLS PRODUCTIONS」のロゴも素敵なので紹介してみよう。
頭部がぱっくり割れた人のイラスト、ということで良いのかしら?
こちらも「いかにも」ホラーなんだけど、コミカルでシンプルなのでステッカーやTシャツになっていても通用するよね。
実際Tシャツとして販売されているページもあったし!
ちなみにお値段は$19.99、日本円で約2400円くらいかな。
黒、赤、白という3色でなかなかお洒落なんだよね。
ちょっと欲しい。(笑)

今回の企画である「映画制作会社」もしくは「映像制作会社」のロゴや宣伝用の映像については、これからも探していこうと思う。
映画本編が始まる前にもチェックしていこう!