狩り狩り博士(意味不明)

【あとひとつ・・・】

ROCKHURRAH WROTE:

今回はROCKHURRAH WEBLOGとしては滅多にない話題だけど、久しぶりにゲームの事でも書いてみようか。
こういうのをやってるようには全然見えないが、実は過去にパンクな街でゲーム屋の取締役にまでなった事があるという、意外な経歴を持つROCKHURRAH。多芸多才な男だ(笑)。

さて、今回書きたいのはカプコンが3年ほど前に出した有名なゲーム「モンスターハンターG」について。「狩りゲー」として大ヒットしたゲームであり、現在でも違う機種でさまざまなヴァージョンが出ているアクション・ゲームだ。
ゲームをやってる人にとっては「何をいまさら」という古いゲームで、かなり懐かしい話題だろうが、ROCKHURRAH RECORDSのサイトでも謳ってるように「懐かしいとか再評価ではなく」現在進行形で語ってみよう。

一応知らない人のために説明しておくが、このゲームはプレイヤーが制限時間内に「クエスト」と呼ばれる依頼をこなしてゆき、進行する。
最初は例えば「40分以内にキノコを7つ取ってきて」などという内容で、フィールドで出かけてゆき、あちこちに生えてるキノコを探したりするわけだが、慣れてくると余った時間で他にも色々と隠されている素材を入手したり、要するに時間内に何をやっても構わないという行動の自由がある。極端な話、クエストは成功しなくてもその時間を使ってアイテム探しなども出来るわけで、その辺の自由度の高さは好みだと言える。

最初はロクな武器も防具も持ってないプレイヤーだが、そういう風に手に入れた素材を元に自分の装備ををパワーアップさせてゆき、ある程度になったら上の写真にあるような「飛竜」と呼ばれる大型のモンスターを討伐する事になる。

これからが本番なんだが、ただ闇雲にかかっていってもあっという間に負けてしまうくらいにこのモンスター達は一様に強くてずる賢い。武器や防具はそのうちどんどん強くなるがRPGのように自分の体力が増えるわけではない。結局は自分の技量に負う部分が大きい、という難易度の高さを克服して、生態とか特徴、弱点を観察してアイテムを駆使した作戦によってこれらを打ち負かすのが醍醐味のゲームというわけだ。
にしても一対一のガチンコ勝負というわけでもなく、理不尽すぎる部分が大変に目立つな。

このゲームはオンラインに繋いで何人かでひとつのクエストをこなすモードがメインのようだが、ROCKHURRAHは協力者もいないオフラインのみの環境だ。

いやはや、時間制限はあるし通常のアクション・ゲームのように「一時停止」して一休みなど甘い部分は全くない。飛竜は動物だから気を抜いてたら突然襲ってくるし自分が不利になったら逃げてしまい、時間内に探し回るのも大変、という具合でこのサバイバルな感じがたまらない緊張感を生む。

動物愛護の人や残酷嫌いの人にとっては言語道断な内容であり、ゲームの中の残酷表現が悪影響云々、というような観点からは全く推奨出来ないけども、やってる側から言わせてもらえば、この程度のファイティング・スピリットも持ってないようじゃいかんでしょう日本人、と思う。ゲームで培ったスピリットが実際の何かに役立つかどうかは置いといて。

「ゼルダの伝説」シリーズ以外のゲームを近年やってないROCKHURRAHはこういうアクション・ゲームの現役とは全然言えなくて、それぞれのクエストに苦労しながらもほぼ全ての討伐を終了。誰もが苦労する最初の難関、リオレウス討伐には大層時間がかかったが、その辺で何か開眼したらしく、もっと難しいモンスターもその後はそこまで大変ではなかった。

通常のクエストはそんな感じで(時間はかかったが)ほとんど終了したもんだから、現在は今まで挑戦しなかった「訓練所モード」というのをやっつけてる次第だ。

これは通常のクエストと違い、武器や防具があらかじめ全て決められて(防具なしの裸なんてのもあり)いて、アイテムは全て現地調達という過酷な条件でやらなくてはならない。
さらに通常のクエストならば自分の得意武器だけ出来れば何とか済むのだが、この訓練所は全ての種類の武器を扱えない事には全部クリアが出来ない仕組みになってる。
それまでボウガンを使った事がなかったROCKHURRAHもこの訓練所のために急遽ボウガン練習に励んだり、その努力はほとんど苦行に等しいものだが、その理不尽さに怒りながらもかなりの速度でクリアしていった。横で見ていたSNAKEPIPE(釣りと肉焼き担当)も感心するほど。

遂に「ガノトトスの片手剣」というひとつのクエストさえ出来れば訓練所も完璧、それがクリア出来た暁に通常モード最後の隠しクエストが現れるというところまでたどり着いた。やった事ある人ならば上の写真でわかってもらえよう。

ガノトトスは平たく言えば20メートル以上の巨大なピラルクに足の生えたような魚の形をした飛竜(飛ばないし竜にも見えないが)だ。とにかくでかいのと攻撃力が異常に高いのだけが取り柄のような知能も低そうなヤツなんだが、通常モードでは過去に勝った相手にもかかわらず、クエストの難易度という点でも最高というわけでもなく、なぜかどうしてもどうしてもこれがクリア出来ないのだ。

結局、飛竜の生態や攻撃方法は多種多様で個人の得手不得手という「相性」もあるが、そういう点でガノトトスはROCKHURRAHの天敵と言える。どうしても苦手意識が付きまとった戦いになるのに加えて、このクエストは防具なしの裸での勝負となる。わずか2回踏まれたり当たったりすれば必ず負けてしまうという状況で一体どうやって勝つものか?攻略法は知ってるつもりだが、それでも勝つ事が出来ないありさま。もしかしたら単に人よりちょっと鈍いだけなのかも、という気がしないでもないが、これに苦しんだ人も数多い事だろう。

まあ今までのクエストもどうやったら出来るんだ?ってな状況でも何とかクリアしていったわけだから、現時点では出来なくても、もうすぐ訓練所卒業出来るのは間違いないけどね。その暁にはSNAKEPIPEとこんがり肉Gでも焼いて祝宴する事にしようかな。

 

★追記「大タル・ブレイクアウト」★
(Sham69の名曲「Borstal Breakout」にちなんで)

などと書いていたらその日のうちにあっさり「ガノトトス片手剣訓練」を唐突にクリア出来てしまった。まさに唐突にトトス。何かのはずみとまぐれが重なったらしい。やれやれ、ここまでの長かったことよ。

今時これやってる人は少ないとは思いつつも、あまりのうれしさに書いてしまう。結局、落とし穴作戦が序盤で見事に失敗。武器によるジャンプ斬り&離脱を繰り返し、麻痺剣デスパライズ効果でガノトトスが痺れたら腹を狙って・・・というセオリー通り。やり方はわかってても思い通りにいってくれないのが常なんだが、時間切れまであきらめずにやったのが勝因か。
このゲーム見た事ない人にはまるっきりわからん内容だったが、これでめでたく訓練所卒業と相成ったわけだ。
ちなみにここまでクリア出来て最後の隠しクエストは出現したわけだが、ちょっと姿を見てビックリのヤツだった。これは邪魔も少ないし案外すぐにクリア出来そう。

とにかく新年そうそう ROCKHURRAHも縁起がいいね。調子に乗って祝勝セールはやりませんので悪しからず。

2008年元旦

【2008年年賀】

ROCKHURRAH WROTE:

明けましておめでとうございます。
今年は「めでたさテンコ盛り」の賀状を作成してみました。
いかがでしょうか?

元旦よりホームページをリニューアルしました。
新たな気分で出発です!
以前のページからでも新ページには自動で飛びますが、ブックマーク登録して頂いている方はURLの変更をお願いします。

今年もROCKHURRAH RECORDSをよろしくお願い致します。

メリー・パンクリスマス(早過ぎ)

【芸能人は歯が命】

SNAKEPIPE AND ROCKHURRAH WROTE:

最近歯医者通いをしている。 特に問題がなくても1年に2度は必ず検査と掃除のために歯医者に行く習慣である。 エライ?(笑) きっと世の中のパンクの方々は虫歯じゃない限り歯医者なんて行かないだろうな。

それにしてもパンクの人の歯って?   「スカッとさわやか」な笑顔で写真に写るパンクスはあまりいないだろうから知りようがないね。 ただ唯一、「コイツの歯はひどい!」と頭に浮かぶのはPOGUESSHANEくらいか。 ケンカで歯がボロボロになったらしいけど、悪い見本として歯医者さんが 使いたいくらいじゃないかな。(笑) アル中でPOGUESを追い出されたとの ことだけれど、「シェーン!カムバック!」と言われ今はまた戻っている模様。

ここらへんの事情はかつて 「SHANEとヨタ公ぶりが似てる」と言われたROCKHURRAHが詳しいので、筆を譲る ことにしよう。

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と言う事でROCKHURRAH WEBLOG初の試み、二人の合作と相成ったわけだが・・・。

本当はSNAKEPIPEはパンクの人はみんな歯並びが悪いというような一文を書きたかったようなんだが、歯並びの悪い見本としてシェインのところ以降がなかなか思い浮かばなくて(笑)バトンタッチ(死語)されてしまった。

で、今回はそういう前フリとはあまり関係なく、シーズンものだから安易だけどパンク・ロックのクリスマス・ソングについて書いてみよう。何じゃそりゃ?

最初はブログの冒頭でも出てきたポーグスの「Fairytale Of New York」から。 おそらくポーグス最大のヒット曲でクリスマスと言えばどこかでかかる可能性が高いから、食傷気味の人もいるだろうかな。 不幸な事故で亡くなったカースティ・マッコールとシェインのデュエット曲でかなりロマンティックに美しい曲。 単に曲だけ聴くとパンク要素はないけど、クリスマス・イヴに警察にしょっぴかれた(この言い方も死語か)男の回想というような切ない歌詞のようだ。

ポーグスの場合はシェインの生き様そのものがパンクだったわけで、一生若気の至りで生きてゆくつもりのROCKHURRAHの心にずんと響くのだ。

パンクリスマスと言えば同じアイルランド出身のスティッフ・リトル・フィンガーズの「White Christmas」。 画像がないみたいなんでこの形式で紹介するだけ無駄だったか。 曲の方はそのものズバリですな。 イントロ聴いただけでその後の展開も大体予想通り、同じ事を同じようにやってるラフィン・ノーズ版とかぶってしまうけどどっちもどっち、いやいやどっちもカッコいいね。

それから真打ちはやっぱりラモーンズの名曲「Merry Christmas (I Don’t Want To Fight Tonight)」。 歌詞の意味が全然違うのかどうかわからないからそういう歌なんだと勝手に思ってるが、今日だけは闘いたくないって日は誰にでもあるから(かくいうROCKHURRAHも今日はひどい頭痛で闘えそうにない)パンクロックの正しいクリスマスという感じかな。

真打ちの後で申し訳ないがROCKHURRAH得意の番外編といこう。 サイコビリー界の大御所バンド、フランティック・フリントストーンズによる「Blue Christmas」。

プレスリーのヒット曲としても有名だが、これまた典型的にサイコビリーの王道パターンでカヴァー。 このバンドはサイコビリーの病的な部分はないけどちょっとラスティックな曲調やブルージーな曲調も得意、刺青もカッコよくて文句なしに好きなバンドだ。

そんでもってドイツのカウパンク系バンド、ウォルトンズの「Christmas Time On Waltons Mountain」。 ラモーンズの「電撃バップ」やマザーグース民謡「Skip To My Lou」を軽快なカウパンクでカヴァーしたり、独特の迫力ないペナペナのギター・サウンドが魅力のバンドだが、このクリスマス・ソングも文句なしの名曲だ。

以上、あまりテーマもなく適当に選んでみたが他にもとっておきの名曲はたくさんあるだろうから「やっぱこれでしょ」ってのがあったら教えてくだしゃんせ。

もどーきー・イン・ザ・ U.K.

【トホホ・・・】

ROCKHURRAH WROTE:

今月誕生日の人が4人も重なってしまってSNAKEPIPEの手が離せないとの事で、またまたROCKHURRAHが代理でブログ書く羽目になってしまった。

何で誕生日の人が多いと手が離せなくなるかって?
もちろんプレゼントを買ってくるんじゃなくてちょっとしたものでも手作りがウチでは基本、というわけでプレゼント制作で忙しいというわけだ。

急遽代理となってしまい困ったんだが、考えた末に今週はこういうテーマで書いてみよう。
パンクにおけるコピーまたはものまねバンドの考察というもの。ってほど大げさなもんじゃないが、本気で書くと長くなってしまうので手短にまとめてみよう。

こないだの新宿LOFTと5月の下北シェルターの2回、SNAKEPIPEと一緒に「REAL PUNK GENERATION」を観て、ウチのブログにも書いてた(5/610/21)わけだが、SNAKEPIPEが書くようにピストルズ・ユニットSEDITIONARIESの似て蝶ぶりはすごかったわけで、誰が見ても当時のジョニー・ロットンそっくりの人間がイギリスではなく我が日本から出た事を喜ばしく思う一人だ。
その辺から興味が広がって、世界的にそういうバンドはいないかと自分なりに探し回ってみた。こういうのはもしかしたら音楽雑誌とかでとっくに特集があって、実は誰でも知ってるようなものかも知れないが、そういうの読まずに適当に書いてるので予め断っておこう。

まずはセックス・ピストルズ。これは世界的にジョニー・ロットンとシド・ヴィシャスさえ何となく似てれば大体オッケーという傾向にあるね。あの服装と髪形、態度真似ればそれらしく見えなくもないし。そういう条件で探してみたバンドは以下の通り。

THE SEX PISTOLS EXPERIENCE

本家イギリスのトリビュート・バンドで4人とも何となく似てる。ジョニー&シドだけでなく、スティーブ・ジョーンズやポール・クックまでそっくりさん(そんなに似てはいないが)というのはなかなか難しいと思うのでかなりポイント高いかも。しかもこのシド・ヴィシャスもどきにはナンシー・スパンゲンもどきのナンシー・パンゲンなる女までおまけについていて、ここまでやるか(笑)。
◆ESSEX PISTOLS
似非(えせ)ックス・ピストルズの方が日本的にはしっくりくるけど、英国の地名とひっかけたバンド名なんだろうね。SNAKEPIPEもダジャレ好きだけどあちらでも盛んなのかね?こちらは画像も少なく、似てるのかどうかは不明。
TEX PISTOLS
こちらはテキサスのピストルズらしい。名前だけで全然似てないなあ。
TOKYO SEX PISTOLS
UNDERCOVERのジョニオとBOUNTY × HUNTERのヒカルなどがかつてやってたバンドでSEDITIONARIESの元祖みたいなものだね。さすが一流ブランド(これはあまり関係ないか)、ビデオで見る限りはかなり特徴捉えてるね。

次はクラッシュだが、これは似たバンドを探すのが難しい。ピストルズと比べて4人とも大体カッコいいバンドなもんだから、ジョー・ストラマーとミック・ジョーンズもどきだけでは成り立たないときてる。ここはひとつポール・シムノンもどきにも頑張ってもらわなければならないわけだ。
が、そんなバンドあるわけないし、苦しいところで一応見つけたのが下記の奴らども。クラッシュの場合は音だけのトリビュート・バンドが多いみたいだね。

◆REBEL TRUCE
うーん、声や演奏の感じはいい線いってるけど見た目がさっぱり似てない。ポール・シムノンもどきは全然頑張ってないが、一応見た目まで真似ようとしたバンドがこれくらいしか見つからなかったんで竜頭蛇尾ですいません。
THE CLASHED
うーん、過去形で来たか(笑)。オフィシャルページの変な人は誰?よくわからん凝りようですね。

次点として名前だけでちょっと笑ったストラモーンズなる素人バンド(?)の存在も確認されている。

で、最後はラモーンズ。これは長身、ダブルのアメリカン・タイプのライダース・ジャケット、長髪、サングラスという顔以外の特徴さえ捉えれば大体誰でも似るでしょう、の世界。なので逆に努力したけど似てないタイプを挙げよう。

◆RAMONAS
全員女のラモーンズもどき。日本で言えばロマーンズみたいなもんだと思うが、ジョーイ・ラモーンもどきが女だてらに少しだけ似てる感じがするのが恐ろしい。
SHEENAS
こちらはちょっとムッチリしたラモーンズもどき。寸足らずだな〜。元はRAMONAS L.A.との事だが上記のRAMONASと同じか違うかは未確認。違うっぽいね。

番外編としてこんなトホホなものも見つけたので紹介しておこう。
◆MISFATS
ミスフィッツはホラーなメイクしてる割にはガタイのいいバンドで、さすがアメリカン、不健康そうなイギリスのポジパンとは違うなあ、と思っていたが、こんなひどいトリビュート・バンドまでいたか。要するにでぶミスフィッツというわけだね。アル・ヤンコビックのパロディ・プロモとかでありそうだが、そのまんまの体型でやってるところが凄い。

結局、世界的に見てもわざわざヘッポコ・バンドばかりを探してきてしまった(笑)ようだが、今や日本のREAL PUNK GENERATIONの企画の方が上に書いたバンド達よりも数段レベルは高いって事だろうね。このイベントはこないだのでファイナルという事だけど性懲りもなくまたやって欲しいもんだ。