寒さ満喫音楽特集!

【とっても寒そうなジャケット写真「Porcupine」】

SNAKEPIPE WROTE:

すっかり寒い日が続いてますな!
先週はこの関東地方でも2回も雪が降り。
去年は確か暖冬だったはずなので、ほとんど雪を見なかったような。
と言っても、最近は記憶が定かじゃないけど。(ボケか)
今週は「冬にぴったりの音楽」という特集にしようかな。
このサイトなので、当然のように今の音楽じゃなくて過去の、ね。(笑)

まず一番初めに思い浮かぶ「寒い曲」といえばこれ、U2の「New Years Day」だ。
この曲は調べてみたらなんと1983年のヒット曲!
んー、なつかしい!(笑)
この頃のU2は今の大メジャーじゃなくて、イギリス音楽が大好きだったSNAKEPIPEもよく聴いていた。
いつの間にこんなにメジャーになったんだろう?
アイルランド出身のバンドといえば、他にPoguesを始めいっぱいいるけれど、U2ほど有名バンドはいないだろうな。
とても好きな曲である。
ボノが若い!(笑)

次!やっぱりこれも80年代を代表するバンド、Echo and The Bunnymen
まずアルバム・ジャケットが寒い!(笑)
長いコートを着込み、いつも寒そうにしている印象のバンドだ。
当時はあんまりPVが観られる番組はなかったので、実を言うとこれは今回調べて発覚した「寒いPV」である。
曲調はそんなに寒くないけどね!
エコバニ・ファンでヴォーカルのIan MacCulloch大好きな子がいたなあ、と当時のことを思い出したり。(笑)
やー、とってもなつかしい。
数年前に電車の中でオヤジが読んでたスポーツ新聞に「イアン君がなんたら」と書いてあるのを横目で見て「ん?まさかエコバニ?」と思ったことを思い出し、調べてみたら25周年記念で来日してたらしい。(今頃知ってどうする)
活動してるんだね!

最後はやっぱりThe Clashにしめて頂きましょう。
クラッシュで寒そうなPVと言えば「London Calling」!
白い息を効果的に使い、とってもシンプルだけど今でも十分通用するビデオだと思う。
どうして船の上で演奏してるだけなのに、あんなにカッコいいんだろ?
さすがクラッシュ!(笑)
2006年にこの曲をタクシーの中で歌っていたら「テロ行為」と勘違いされ警察に通報されたってニュースがイギリスであったみたいだけど、一体なぜ?(笑)

と、いうことで3曲の寒い曲をご紹介したけれど、観てたら余計に寒くなってきちゃったSNAKEPIPEであった。(笑)

先週書いた「オンライン・ショップの引越し」も徐々に完成しつつある状態なので、あともう少し頑張りますわ!

ロビン!ロビン!ロビン!

【ROBINワンマン@渋谷CLUB CRAWL】

SNAKEPIPE WROTE:

またまた行ってきました、待望のROBINワンマン!
前回のワンマンは去年の5月「祝!ROBINワンマン参戦!」として記事にしているのでそちらをご参照下さいまし。
あの時も異常な興奮状態に陥ったSNAKEPIPEであったが、
「まだ物足りない。もっと聴きたい」
という願望があったのだ。
ファンならみんな同じことを思うんじゃないかな?

そしてついに待っていたワンマンが渋谷CLUB CRAWLで行われた。
このライブハウスは初めて!
地図までプリントしてしまった方向音痴のSNAKEPIPE。(笑)
渋谷から恵比寿方向に歩いて約10分。
ん~、初めて行く人は道に迷いそうだなあ。

場所のせいなのか、寒かったせいなのかは不明だけれど、去年の5月のワンマンの時よりはお客さんが少なかったような?
そして下北沢シェルターのほうがお客さんが乱暴だったような…。(笑)
前の「ケンカ男」も来てなかったみたいだしね。

今回のROBINは前回のワンマンの時と演奏した曲にそれほどの違いはなく、思いっきりパワフルなステージも全く同じ!
「1月からワンマンなんでちょっと体が重いです」
なんてギター・ヴォーカルのHIROSHIは言ってたけどね。

全部で約2時間、およそ40曲弱を演奏!
ROBINが得意としているカヴァーは、恐らく今まで聴いたことがある曲すべてを演奏したんじゃないかな?
「AMERICAN PSYCHO/ミスフィッツ
「LOVE SONG/ダムド
「SHOULD I STAY OR SHOULD I GO/クラッシュ
「MARIBU BEACH NIGHTMARE/ハノイロックス
そして今まで一度もライブで聴いてなかった「MAGGIE MAGGIE MAGGIE/ラークス」をラストに披露!!!!
これには大感激!
前回のワンマンの時も「演ってくれないかなー」と首を長くして待っていたSNAKEPIPEだったから。
やっぱりROBIN、いいわ~!(笑)

声が枯れるほど叫び、指が内出血するほど手を叩きまくり、筋肉痛になるほどピョンピョン飛び跳ねてしまったSNAKEPIPE。
いつもは静かなROCKHURRAHまで「一緒に歌って喉が痛い」と言い出す始末。
あら、体調ヘンだわ、と気付いたのは帰宅後。
あまりに夢中になり過ぎ興奮していたらしい。
これもいわゆる「無我の境地」か。(笑)

メリー・パンクリスマス(早過ぎ)

【芸能人は歯が命】

SNAKEPIPE AND ROCKHURRAH WROTE:

最近歯医者通いをしている。 特に問題がなくても1年に2度は必ず検査と掃除のために歯医者に行く習慣である。 エライ?(笑) きっと世の中のパンクの方々は虫歯じゃない限り歯医者なんて行かないだろうな。

それにしてもパンクの人の歯って?   「スカッとさわやか」な笑顔で写真に写るパンクスはあまりいないだろうから知りようがないね。 ただ唯一、「コイツの歯はひどい!」と頭に浮かぶのはPOGUESSHANEくらいか。 ケンカで歯がボロボロになったらしいけど、悪い見本として歯医者さんが 使いたいくらいじゃないかな。(笑) アル中でPOGUESを追い出されたとの ことだけれど、「シェーン!カムバック!」と言われ今はまた戻っている模様。

ここらへんの事情はかつて 「SHANEとヨタ公ぶりが似てる」と言われたROCKHURRAHが詳しいので、筆を譲る ことにしよう。

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と言う事でROCKHURRAH WEBLOG初の試み、二人の合作と相成ったわけだが・・・。

本当はSNAKEPIPEはパンクの人はみんな歯並びが悪いというような一文を書きたかったようなんだが、歯並びの悪い見本としてシェインのところ以降がなかなか思い浮かばなくて(笑)バトンタッチ(死語)されてしまった。

で、今回はそういう前フリとはあまり関係なく、シーズンものだから安易だけどパンク・ロックのクリスマス・ソングについて書いてみよう。何じゃそりゃ?

最初はブログの冒頭でも出てきたポーグスの「Fairytale Of New York」から。 おそらくポーグス最大のヒット曲でクリスマスと言えばどこかでかかる可能性が高いから、食傷気味の人もいるだろうかな。 不幸な事故で亡くなったカースティ・マッコールとシェインのデュエット曲でかなりロマンティックに美しい曲。 単に曲だけ聴くとパンク要素はないけど、クリスマス・イヴに警察にしょっぴかれた(この言い方も死語か)男の回想というような切ない歌詞のようだ。

ポーグスの場合はシェインの生き様そのものがパンクだったわけで、一生若気の至りで生きてゆくつもりのROCKHURRAHの心にずんと響くのだ。

パンクリスマスと言えば同じアイルランド出身のスティッフ・リトル・フィンガーズの「White Christmas」。 画像がないみたいなんでこの形式で紹介するだけ無駄だったか。 曲の方はそのものズバリですな。 イントロ聴いただけでその後の展開も大体予想通り、同じ事を同じようにやってるラフィン・ノーズ版とかぶってしまうけどどっちもどっち、いやいやどっちもカッコいいね。

それから真打ちはやっぱりラモーンズの名曲「Merry Christmas (I Don’t Want To Fight Tonight)」。 歌詞の意味が全然違うのかどうかわからないからそういう歌なんだと勝手に思ってるが、今日だけは闘いたくないって日は誰にでもあるから(かくいうROCKHURRAHも今日はひどい頭痛で闘えそうにない)パンクロックの正しいクリスマスという感じかな。

真打ちの後で申し訳ないがROCKHURRAH得意の番外編といこう。 サイコビリー界の大御所バンド、フランティック・フリントストーンズによる「Blue Christmas」。

プレスリーのヒット曲としても有名だが、これまた典型的にサイコビリーの王道パターンでカヴァー。 このバンドはサイコビリーの病的な部分はないけどちょっとラスティックな曲調やブルージーな曲調も得意、刺青もカッコよくて文句なしに好きなバンドだ。

そんでもってドイツのカウパンク系バンド、ウォルトンズの「Christmas Time On Waltons Mountain」。 ラモーンズの「電撃バップ」やマザーグース民謡「Skip To My Lou」を軽快なカウパンクでカヴァーしたり、独特の迫力ないペナペナのギター・サウンドが魅力のバンドだが、このクリスマス・ソングも文句なしの名曲だ。

以上、あまりテーマもなく適当に選んでみたが他にもとっておきの名曲はたくさんあるだろうから「やっぱこれでしょ」ってのがあったら教えてくだしゃんせ。

DON’T TRUST OVER 30?

【当時のHANOI ROCKS:MICHAEL MONROE(中央)】

SNAKEPIPE WROTE:

先日観た「ベストヒットUSA」で2週連続のゲストとしてHANOI ROCKSMICHAEL MONROEが登場。
全盛時代を知るSNAKEPIPEはショックを受けてしまった。
まるでJAPANMICH KARNのよう。(これ、解るかなあ?)
当時はまるで痩せた美少女みたいなMICHAEL MONROEだったのに、今は結構「いかつい」男に変わってしまって。
ファッションや髪型が以前と変わっていないため、余計に顔と体形の変化が目立つ。
小林克也氏は「全然変わってないねえ」なんて言ってたけどね。
意外にも「酒もたばこも一切やらず」健康に気遣っている模様。
調べてみたらMONROEも今年で45歳。
全盛期は19歳とか20歳だもんね~。
25年も前のことなら仕方ないか?(笑)
40歳を過ぎても「まだまだ現役ロケンロー」な姿勢は感心だけれど。

と、書いたところで「実際のところ現役パンクスの年齢って?」と思い当たった。
先日出かけた「REAL PUNK GENERATION」で出演した方々、例えばPISTOLS UNIT「SEDITIONARIES」でギター担当だったCATも言ってたな。
「42歳だからもう体がキツイねん」
って。(笑)
40代以上のパンクスって結構多いのね!
同じく出演していた「フリチンギター」のオノチンも1962年生まれ、45歳!
他にぱっと頭に浮かぶとすれば…
ラフィンノーズのチャーミーも1961年生まれ、46歳。
怒髪天のヴォーカル増子も1966年生まれ、41歳。
怒髪天は全員同級だったはずなので、みんな40代。
スターリン遠藤ミチロウはなんと1950年生まれ、57歳!ええっ!?
軽く調べただけでこれだもの。
きっと他にもたくさんいるに違いない。(笑)

パンクが誕生してもう30年は経ってる、ということを考えれば当時からずっとパンクだった人が40歳をとうに過ぎてるのも納得か。
年齢知ってびっくり、という人が多いのも特徴的。
みなさん、お若くていらっしゃる!
年齢のことなんか気にしてないんだろうな。

かつて「DON’T TRUST OVER 30」という言葉があった。
30歳を過ぎた大人の言うことなんか信じるな、という意味。
「そうだよ、その通りだよ!」
ってSNAKEPIPEも思ってた。
ところが現実に歳はとるもので…。(笑)
自分も30歳を過ぎ、そして30歳を越えたからといって「大人」じゃないことに気付く。
きっと未だにパンクやってる人達も同じだろう。
振り上げたこぶしを下げることもできないまま歳だけとってしまった感じ。

そんなことを考えていたら思い出した曲がある。
1969年ジャックスの「堕天使ロック」の詩だ。
「心は変わりやすいけど
ほんとはなにも変わっちゃないのさ
まわりだけがぐるぐるまわるのさ」

はい、やっぱり「3つ子の魂百まで」、「大人も子供も関係ないぜ!」だね!(笑)