ひそやかに咲く櫻こそ美学かな

【今年の桜はこれ!「田園に死す」風にアレンジしたSNAKEPIPEの一枚】

SNAKEPIPE WROTE:

今年もお花見シーズン到来である。
毎年定着している行事であるが今年はどこに行こうか悩んでしまう。
花見といえば、とすぐに連想できるような賑やかな場所はできるだけ遠慮したい。
できれば静かに鑑賞したいと思っているからである。

結局思い出したのは、去年散々歩いたある場所。
名所でもなければ、桜並木があるわけでもない。
ほんの数本の桜がひっそり咲いているだけ。
恐らく近所の人しか知らないような穴場中の穴場である。
そこをわざわざ目指して出かける人はいるまいて。(笑)

そこへ弁当持参で行ってみた。
思っていたよりは桜鑑賞の人がちらほらいたけれど、通りすがりに余りの見事さに歩みを止めた程度の人がほとんどで、弁当まで用意してる人はさすがにいない。
静かに桜を鑑賞し、おいしくお弁当を頂いた。
うーん、イイ感じ!(笑)

写真は先日SNAKEPIPEが散歩中に撮影した、これまた「ひっそり系桜」。
まるで川からにょきっと生えているような桜にびっくり!
この桜を撮影した瞬間に
"寺山修二の「田園に死す」風に加工してみよう"
と思い付き、上の写真を制作。
季節のご挨拶、いかがでしょ?(笑)

Macで●REC

【ちょっと苦しいけどBill Nelson's Red Noise風にROCKHURRAHが制作】

ROCKHURRAH WROTE:

ROCKHURRAH家7つの自慢のうち、真っ先に思いつくものと言えば(「世界☆ぐるぐるジーン」的に言ってみた)ウェブ・ブラウザを不必要なほど豊富に取り揃えている事と、音楽を録音する環境がやたら充実している事だ。
そういうわけで今回はパソコンを使った録音に焦点を当ててみよう。

ちなみにROCKHURRAHはWindowsの世界は詳しくないので、自分が普段使ってるMacでの環境のみ書く事にする。

最初に断っておくがROCKHURRAHはデジタル・オーディオ・レコーディングのプロでも何でもないし特に詳しくもない、ミュージシャンのように楽曲を作って活動してるわけでもない。いや、楽曲を作っていた時期もあり、なかなかクオリティは高かったと自分でも言えるんだが、それは良く出来た趣味のひとつ。今は単にひたすらレコードをラインから録音してるだけの素人だ。それがこんな記事を書くというだけで無謀な話なんだが、他に目ぼしいネタもないので仕方ない。何か専門的な内容を期待した人はごめんなさい。

思えばROCKHURRAHは昔から録音の好きな少年だった。音楽を聴くという事と録音するという事が同じくらい好きで録音ばかりしてた。誰でもやってた事なのかどうかは知らないがレコードの中からピックアップしたお気に入りの曲を全体の構成を考えてカセット・テープ(時代だね)に録音して自分だけのベスト盤といったものを山のように作ってきた。時代は変わってカセットがMDになったり自家製CD-Rになったりしたが、やってる事はずっと同じだ。これをウォークマンで聴いたり、(人の)車の中でかけたり、友達に作ってやったり、もうそんな事ばっかやってたのが我が青春時代だと思える。

普通とちょっとだけ違うとすれば、こういったベスト盤に「マイ・ミュージック」などと情けないタイトル(笑)ではなく、何となくそのベスト盤自体を確かに感じさせる深遠なタイトルを付けて、ちゃんとした自分なりの解説を冊子にして人に贈ったものだ。これは大変に評判良くて、時代ははっきり言えないが当時のシモキタ界隈でパンク、ニュー・ウェイブと言えばROCKHURRAHと胸を張って言えるくらいのマニアっぷりだったものよ。ちょっと大げさ過ぎた?

今ではそういうのもiPodだったり携帯だったりパソコンだったり趣味のDJだったり、自家製コンピレーション好きというのは時代が変わっても廃れたとは思えないけど、世の中の全部の楽曲がCDやデジタルになってるわけじゃない。
そこで登場するのがレコードなどのアナログ音源をパソコンに録音するという行為だ。
今回は技術的な事は抜きにしてMacで録音するためのアプリケーション(単に使った感想程度なんだが)について語ってみよう。相変わらず前置き長いな。

こういう録音ソフト、いわゆる波形編集ソフトはWindowsでもMacでも無料のものから高級なものまで出回っていて、今回はたまたま持っていたものだけしか書けなかった。素人だから持ってないものは触れない、当たり前の法則。
一応知らない人のために書いておくが、波形編集ソフトとはパソコンに録音した音声を視覚的に「波のような形」に表示して、不必要な部分をカットしたり音をより良くするための特殊効果とかを加えたりして再度パソコンなどで扱えるファイル形式に保存出来るというものだ。説明するまでもないがiTunesとかそういうのとは少し違う。さらに最初に書いたように楽曲を作ってミキシングしたりマスタリングしたりするDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)といったものとも少し違う。


では安い順から。

まずは無料波形編集では定番、Audacity
WindowsでもMacでもLinuxでも、もっとマイナーOSでも動くという汎用性の高さ、そしてタダという魅力から数多くの人がこれを使った録音の経験があると思われる。
日本語の解説のようなものを何とリザードのモモヨが書いているというのも東京ロッカーズ世代ならずともポイントは高いだろう。
そのアプリケーションの性能とか出来る機能とか言われても興味ない人にはどうでも良いだろうから、今回は録音や保存のしやすさとか見た目とか、そういうとっつきやすい部分にのみ焦点を当ててゆく。
写真を見ての通り、ひとつのウィンドウの中に全部のパーツがスッキリ収まっていて見た目はわかりやすい。もっと新しいヴァージョンのはちょっと見た目が違ってるがウチはなぜかこの古いヴァージョンの方を使っていた。こっちの方が特にイイという事もなかった。
この手のソフトは日本語のサイトはあっても半分以上は英語の解説だったりソフト自体の日本語化も手動だったり、日本語化しても言葉がヘンだったり、オープンソース系の海外無料ソフトにはありがちな話。要するにあまり親切ではないんだな。
初期状態でMP3への変換は出来ないのだが、音が良いのとエンコード速度が遅い事で有名なLAME(無料のMP3変換ツール)をダウンロードしてきてAudacityとの関連付けをする事で録音→MP3変換が直で行なえるようになる。起動する時だったかMP3保存する時だったか忘れたがLAMEのある場所聞いてくるので、そこを指定してやれば大丈夫。
こういうのを全くやった事ない人には設定とか、ややわかりにくい部分もあるけど、普及してるソフトだから解説サイトを見れば大体出来るでしょう。無料なんだけど結構高機能でクセがない使い心地。単に録音して前後の不要な部分をカットしたりフェードイン、フェードアウトしたり、ノーマライズ(音量を最適化)したりといった基本的用途ならばこのソフトで充分だろう。


はい、では次。

あまり有名じゃないがHairer Softなるところが出してるAmadeusという波形編集ソフト。
Amadeus 2とProという2つのヴァージョン展開しているが今回試してみたのは2の方。Pro版でも40ドルだが、この2は既に開発終了している模様。
実は結構昔にMac用の波形編集ソフトを探していた時に知り、シンプル極まりない&簡単な操作性、きびきびした動作に惚れ込んだもの。シェアウェアだけどKagiという支払いシステムがよくわからず買わなかったという過去がある。海外製だけどちゃんと日本語で動いてるし読み込みやエンコードも速くて機能的には好きな感じ。設定とかあまりしなくても当たり前のようにクイクイ動いてくれる(何じゃその表現?)。
MP3やAAC(iTunesとかで標準の音声ファイル)で保存する時にその場で音の品質とか設定出来るところが良いね。録音した曲の音程を変えずに速くしたり遅くしたり、ピッチ変更とか出来るところが気に入った。あっ、Audacityにも付いてる機能か?というか今回書いたソフトには全体的に付いてる機能だった。
見た目が95%モノクロで、清潔感溢れる画面があまり好きではないROCKHURRAHにはこの白さが眩しい(笑)。どちらかというと殺風景であまりMacっぽくはないなあ。軽快な動作こそが命でモノトーン好きの人には間違いなくオススメ出来る。


前置き長かったからさっさと行こうか。

お次はFreeverseなるところが出してるSoundStudio3だ。
79.99ドルという半端な価格はどうなのかね?これも海外版だったんだが問題なく日本語表示されてる。ちなみに日本版はアクト・ツーが出しててなぜかオリジナルより安い4980円。見た目はいかにもMacっぽいし波形やバックグラウンドもお好きな色に変えられる。そういう意味のカスタマイズが好きなら迷わずオススメ。ウチの環境では読み込みやMP3への変換という動作も最速だった。
どのソフト使ってもやってる事は大差ないROCKHURRAHとしては、迅速に働いてくれて何となく楽しげな色で録音出来るこのソフトが目下のところ一番気に入ってる。使いこなすのはたぶん最も簡単だ。宣伝してもROCKHURRAHには得にならないがこりゃいいよ。
しかし「楽しげな色」を意識して画面キャプチャしたんだが、こりゃ派手すぎたか(笑)。普段はもっと渋い色でやってます。


さて、最後に紹介するのはMacの世界では有名過ぎるこの一本、Bias謹製のPeak Proだ。

バリューパックで348ドル、日本では54800円ほどもする。何か計算合わなくないか?
本気で本格的にやる人以外は気軽にゃ買えない、名前の通りプロ向けの一本だ。
もうすでにヴァージョン6まで出てるんだがROCKHURRAH所有のはひとつ前のヴァージョン。さすがに54800円あったらもっと違う事に使うって。
画面見てわかる通り多機能ぶりを示すアイコンがうるさ過ぎるくらいにたぶん何でも出来るし、音もピカイチだろう。ただしプロだったら出来て当然、と言わんばかりの高踏的な設定の難しさ。音楽を録音した時も一旦無圧縮の状態で保存した後、MP3とかに変換しなきゃならないからあまりお手軽な感じはしない。金額もこれだしはじめての録音とかでは使えないだろうね。金が有り余ったゴージャスな人か、これで食ってゆこうとしてる人だけに(これを使った職業もあまりなさそうだが)オススメ。
上のSoundStudio3よりもさらに派手な画面にしてしまい目が痛いよ。

今回はこの4つのソフトを検証(と言うほど大げさなもんじゃないが)してみて、実に久しぶりに触ったものもあるけど操作さえも忘れてしまった、というものはなくて良かった。ここに挙げた4つの波形編集ソフトが代表的なものではないし、他にもアドビが出してるSound Boothとかアップルが出してるビデオ編集ソフトFinal Cutに付属のSound Track Proとか色々選択肢はある。波形編集だけに特化してなければ最初から大体のMacの付属してるGarageBandとかアップルのLogicとかでも録音自体は出来る。
全体的に高くて多機能過ぎか安くてシンプル無能過ぎという両極端な傾向にあるなあ。Windowsではフリーや廉価なものでも山のようにそういうソフトはたぶん出てるはずだけどMac用ではちょうどいいものが少ないという気がする。やりやすさとか見た目とか欲しい機能とかは人によってさまざまだろうが、取り合えずROCKHURRAHのオススメはSound Studioかな。

肝心の音の方は全てのソフトが変換の拠り所としているLAMEが同じものだと思えるので、ROCKHURRAHにはその詳細な違いがあまりわからなかった。「だったら別にフリーのAudacityで充分じゃん」と思えるけど、せっかくMacを使うんなら少しでもMacならではのソフトを使いたいというような部分もある。たったそんだけの事でやる気も随分変わってくるしね。皆さんもそういうちょっとしたこだわりを大事にしてみてはどうだろうか?

地(じ)デジじゃないよ、地(ち)デジだよ!

【こんなゴーストはもう出ない!(笑)毎朝観てます大塚さん!】

SNAKEPIPE WROTE:

その電話がかかってきたのは、今から一ヶ月ほど前のことだ。
TVアンテナを地デジ専用に換えるので工事します、とのこと。
えー!地上デジタルなんてまだまだ先の話、その時になったら考えればイイと呑気に構えていたのに!
しかも工事の後はアナログ放送は観られなくなる、なんてひどい!
有無を言わさず強行とは。
そんなにテレビは観ないのにとぶーぶー言いながらも、全く観られなくなるのは困る。
なんとかして地デジ対応の環境を設定する必要に迫られてしまったのである。
現段階で可能と思われる方法は3つ。

1.チューナーを買う
2.パソコンで観られるようにする
3.地デジチューナー内蔵テレビを買う

軽く思いつくのはこの3つで、優先順位も番号通り。
チューナーはHDDレコーダが付いているか否かで値段が3倍くらい違ってくる。
最も安価なのはパソコン用のチューナーだけど、パソコンでテレビを観るようになると、茶の間にでんと鎮座しているテレビの立場はどうなる?
内蔵テレビを購入する場合も同じで、しかも最も高価である。
今現在ある機器をうまく使ってなおかつ地デジ対応にする、というと方法1を選択するのが賢明のようだ。
ただし、接続がどうなるのかはROCKHURRAHの腕次第。(笑)

工事の3日前にはチューナー到着。
びっくりするほど軽くて小さい。
こんな機械で大丈夫なんだろうか、と少し不安になるほどである。
かつてWOWWOWに加入していた話は前に書いたことがあるけれど、あの時のチューナーはビデオデッキくらいの大きさだったはず。
時代が変わったのね。(笑)

屋外アンテナ工事は終了しているため、ROCKHURRAHが試しに地デジチューナーをかませて配線してくれた。
うわ!ちゃんとキレイに映ってる!(笑)
地デジは16:9の比率なので、映画でいうところのシネマスクリーン状態、いわゆる横長になってしまう。
買った時には大きいと喜んでいた29型テレビも上下が切れた映像になると、急に画面が小さくなったように感じる。
それでも色鮮やか、くっきりはっきりしたテレビ映像は素晴らしい!
フォトショップ的に表現するなら「コントラスト強」に加えて「シャープネス強」のような感じ。(笑)
今まで観られなかったようなチャンネルまで受信できることが判り、ちょっと楽しみが増えたかな。

ただし、デメリットとしては今まで使っていたHDDレコーダの録画予約が全て手動でしかできなくなってしまったこと。
これは大昔のビデオ予約と同じで、月日と時間を自分で入力しないと録画ができない、Gコード予約ができる前みたいな状態だ。
うーん、ものすごいアナログ!(笑)
ま、それほど予約したい番組が多いわけではないので、使えるだけ良かったということにしておこうか。

配線設定のついでに気になっていたSONY製のHDDレコーダ(ゲーム機が一緒になっているアレ)を掃除したい、とROCKHURRAHが言う。
ずいぶん前から録画した映像の書き込みはできなくなっているし、DVDも読み込まなくなっていた。
一応HDDに録画だけはできる。
ゲーム機としても機能しているが読み込みが非常に悪くなってきていて、ついに全く認識しなくなっていたのである。
とっくに保障期間なんて過ぎてるし、高い修理代払ってまで使い続けたい機械でもない。
ええい、ダメ元!と「剥がすな」ラベルを剥がし分解して、自らクリーニングをやってしまったROCKHURRAH。(笑)
結果は、なんと大成功!
今まで読み込みできなかったDVDも、ゲームソフトもあっさり認識。
ストレスフリーになれて良かったね、ROCKHURRAH!(笑)
まだ書き込みテストはしてないけれど、一応成功ってことで。
工事も接続もクリーニングもすべてが無事に終了してホッ!
めでたし、めでたし!

それにしても一番初めに電話をかけてきたマンションの管理人さん、
「地(じ)デジ専用にアンテナ換えますから」
って言ってた。
「じでじ」って何???
地(ち)デジの間違いでは?
地(じ)デジじゃ地面波みたいじゃんね?(笑)
皆様も言い間違い(読み間違い)にご注意を!

初夢吉兆占い(古い)

【真ん中に入って写真が撮りたいのは?やっぱりレツゴー3匹だよね!】

SNAKEPIPE WROTE:

今年の初夢はROBINのHIROSHIとYASUの間に自分の写真を入れてTシャツが作れるお店を発見する夢だった。
「そんな企画があったら嬉しいよね!」
と興奮して語るSNAKEPIPEに冷たい視線を送るROCKHURRAH。
えっ、うそ?欲しくない?
メンバーになったみたいでファンだったら欲しい逸品じゃない?
それにしても去年はキャプテン・センシブルが猫写真集を出した初夢
猫がウェディングドレス着てる写真が載ってたんだよね。
今年はROBINで、共通項としてはミュージシャンと洋服と写真か。(笑)

軽く「初夢」と書いてはみたけれど、実際のところ初夢の定義を知らないことに気付く。
調べてみると「大晦日から元日」「元日から2日」「2日から3日」の3つの説があるようだ。
元日から2日の夜、2日から3日の夜に見る夢とされることが多いとのこと。
厳密に「この日」と限定されているわけではないようなので、大晦日から3日までに見て覚えている夢、という程度でいいのかしらん?(笑)

そして初夢診断なるサイトを発見したので、キーワードを入れてみると
「洋服に関する夢は社会的な立場を表している」
とのこと。
オリジナルTシャツの社会的立場ってどんなだろ?
もっと調べてみると
「飾らずありのままの自分でいたいという気持を示す」
「周囲からどう見られているのか気になって、自分を客観的に見ようとしている」
というのも出てきた。
うーん、よく分からん。(笑)

好きなバンドが出て、オリジナルグッズが作れてワクワクしている状態の夢だったんだから、これは「吉」ということにしておこうか。
実際に初詣で引いたおみくじも「吉」。
今年もきっと良い一年になることでしょう。(笑)

定期購読して頂いている方も、初めての方も、どうぞ今年もよろしくお願い致します!