収集狂時代 第18巻 バブル・カー編

【車をテーマにした80年代の曲といえば、これ!】

SNAKEPIPE WROTE:

2011年に「どの車にしようカー?」という記事を書いた。
自分が乗るならこんな車、と憧れの車を特集したんだよね。
免許は持っているのに、一度も運転をしたことがないSNAKEPIPE。
今回は「収集狂時代」として、コレクションしたくなるキュートな車を紹介していこうか。

最初に登場するのは、BMW Isetta
1950年台に、イタリアのイソ社のイソ・イセッタを、ドイツのBMW社がライセンス生産した車だという。
イソ社?
韓国ドラマ「梨泰院クラス」のチョ・イソとは関係ない?(笑) 
 
動いているイセッタちゃんを見てみようか。

フロント部分がドアになっているんだね!
Wikipediaの説明では2人乗りとなっていたけど、動画では後ろに男の子が入り3人乗ってるよ。
こんなミニ・カーが町を走り回っていた時代があったとは。
なんと、このイセッタをモデルにした電気自動車が販売されてるというじゃないの!
スイスのMicro Mobility Systems社が「マイクロリノ」として2016年に販売を開始、更に進化させているという。 
お値段は€12,000、日本円で約150万! 
デザインや機能性に加え、環境に考慮できるし、スペースの確保も容易など様々な利点があるリノちゃん。
日本への導入も検討されているというから、欲しくなっちゃうよね。(笑)
 
続いても「丸っこい」デザインだよ!
これはイギリス・マン島にあったピール・エンジニアリング・カンパニー社が製造していた三輪マイクロ・カー「Trident」。
トライデントと言ってもガムじゃないからね。(笑)
トップが透明の半球型をしていて、レトロ・フューチャーな雰囲気。
こんなに小型なのに2人乗りとは、驚いちゃうね。

トライデントが走っている映像だよ!
製造されてたピールの工場で撮影されたのかもしれないね。
生産台数が80台しかなかった、とWikipediaに書いてあったけれど、映像で10台くらい走っているような? 
上部がパカっと開くデザインも斬新!
1965年式トライデントはオークションで1,326万の値がついたという記事もあったよ。
かつて製造していたピール・エンジニアリング・カンパニー社は解散してしまったけれど、復刻版が登場しているんだよね。
Peel Engineering Limitedが電気自動車タイプも製造しているみたい。
サイトには「お問い合わせください」のフォームが載っているので、金額だけでも聞いてみようか?(笑)

窓が大きめのLigier JS8はフランスの車なんだよね。
リジェちゃんのデビューは1981年で、手がけたのはF1メーカーのEquipe Ligierとのこと。
リジェちゃんは最初JS4というタイプで登場し、1年後にJS8が販売される。
この車は125ccのエンジンが搭載されているらしいんだけど、スクーターと同じくらいということかな。
そのためなのか、運転免許のない人でも乗ることができるというのが謳い文句だったみたいね。

ほんとに子供が運転してるね!
屋根付きのスクーター感覚で乗れるなんて羨ましい。
ちょっと買い物、なんて最適だよね!
1980年製のJS4がオークションで£2,240、日本円で約30万円という記事を見つけてしまった。
その金額なら欲しいよね。(笑)

こんな形の車は初めてだよ!
1953年、Le Société Nationale de Construction Aéronautique du Nord (読めん!)によって製造されたInter 175A Berline。 
魚雷のようなデザインの2人乗りタイプ!
スピードを上げて曲がると、倒れてしまうんじゃないかと心配になるほどの細さが特徴的だよね。
どんな風に乗るのか、動画があったので載せてみよう。

なんと前後で縦列になるとは!
戦闘機のコックピットみたいだよね。
上部がパカっと開くところも飛行機っぽいかも。
魚雷型なのに戦闘機みたい、というハイブリッド。
この車もオークションに登場したことがあるようで、€78,400、日本円で約970万円の落札価格だったという。
コレクターじゃなくても欲しくなる逸品だよね!

最後はこちら。
1956年に富士自動車が生産したフジキャビン、なんと日本製!
前が2輪、後ろに1輪という3輪タイプで2人乗り。
魅力的な流線型が、なんとも美しい!
こんなに素敵な車が日本にあったなんて、SNAKEPIPEには驚きだよ。 
見た目の可愛らしさは抜群だけど、 乗り心地はあまり良くなかったため、商業的には失敗に終わったという。
そのため85台しか生産されなかった、とWikipediaに書いてあるね。
そんな中の1台が動いている映像があったよ!
2分5秒あたりに注目。

「ご婦人でも手軽にドライブできます」
なんて画期的だよね!
今こそ、こんなデザインの小型車が求められているように思うけど、どうだろう。
先に書いたイセッタやトライデントも電気自動車として復刻されているというので、フジキャビンもチャンスがあったら是非トライしてもらいたいな!
価格によっては、SNAKEPIPEも真剣に購入を考えちゃうね。(笑)

今回はマイクロ・カー、もしくはバブル・カーと呼ばれる小型自動車を特集してみたよ!
見ているだけでワクワクしてくる可愛らしさ。
お金があったら全部コレクションしたいよね。(笑)

収集狂時代 第17巻 Chanel編 part2

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【ウォーホルの作品 No.5 CHANEL】

SNAKEPIPE WROTE:

2020年8月の「ビザール・コンテナ選手権!39回戦」で、米国Amazonで購入できるコンテナ・グッズを特集した。
その時はAmazon限定で検索していたため、この逸品に気付いていなかった。
なんと、あの「おシャネル」がコンテナ型のバッグを販売してたんだよね!
Clutch Paris-hamburg Lucite Shipping Container Shoulder Bagだって。
クラッチバッグだから割と小さめなんだけど、存在感は抜群!
さすがシャネル、遊び心があるわあ。(笑)
このバッグは2018年の春夏コレクションで発表されたみたい。
そのため現在出ているのは、中古もしくは新中古品の価格ということだね。
調べてみると$20,010.50、日本円で約210万円!
発売された当時はもっと高かったんだろうね。
シャネル・コレクターじゃないSNAKEPIPEも欲しくなっちゃったよ。

コンテナ・バッグに魅了され、2017年6月に書いた「収集狂時代 第7巻 Chanel編」 のパート2としてシャネルを特集することに決定!
早速検索を始めよう。

なんでしょう、このゴージャスなボトルは? 
調べてみるとこのボトルは2019/2020のコレクションで発表され、実際に販売されているという水筒なんだよね。
ボトルをラムスキン・レザーのケースに入れて、肩からかけて持ち運ぶ。
世界的にプラスチック削減の動きがある今だからこそ水筒なのかな。
セレブが自分で水を運ぶ、というのは現実的ではないような気もするけどね?(笑)
お値段は$7,990、日本円で約85万円!
大人気商品のようで、すでに売り切れているらしい。
ちなみに、クリスチャン・ディオールがイタリア製のガラスでできたストロー6本セットを$120で販売しているそうなので、併せて使用するのも良いかな?

ゴージャス水筒肩から下げて、ワンちゃんのお散歩しようか。
散歩の時使用する首輪やリードは、もちろんシャネルだよね!
この商品は中古品なんだけど、なんと米国Amazonで販売されているんだよ。
Amazonでシャネルが買えるとは知らなんだ。(笑)
CHANEL White Patent Leather Camellia Dog Lead (Pre-Owned)  は$1,650、日本円で約17万5,000円!
かわいいワンちゃんに似合いそうだよね。

体にも気を付けないとセレブとは言えないよね?
ぷよぷよした体型じゃハイ・ブランドのファッションが似合わなくなっちゃう。
引き締めるためにバスケットボールも良いかしら?
当然シャネルで揃えないとね!
持ち運ぶためのチェーンがあるから、ファッション感覚でスポーツも楽しめそう。
お値段は$2,800、日本円で約30万円だって。
ドリブルし過ぎてシャネルのロゴを消さないようにしないと!(笑)

シャネルは他にもスポーツ・アイテムを出していて、これはその一例ね。
そうです、卓球です!(笑)
持ち物はほとんどシャネル、というセレブじゃない人がこのラケットだけ持っていても「自分で描いたの?」と苦笑されて終わりそう。
卓球はダイエットにも効果あり、とされる年齢に関係なく続けられるスポーツなんだって?
このラケット使って優雅にピンポン楽しんでみても良いかも。
ちなみにお値段は$2,831、 日本円で約300万円!
ラケットとして使えなくなったら、鏡を貼りつけたら手鏡にもなるかな。
そんなことを発想すること自体、セレブとは程遠いね。(笑) 

最近は男女問わず若い層にも広がっているゴルフだけど、かつてはお金持ちのおっさん用としか考えられていなかったスポーツだよね。
ゴルフ会員権が金持ちの象徴だった時代もあったし。
当然のようにセレブの方なら、ゴルフくらいはたしなまないと。(笑)
もちろん持っていくのはシャネルのゴルフ・バッグだよね!
中古品のお値段日本円で約30万円だって。
もちろんゴルフボールも揃えよう。
こちらはギフト仕様になっているのか、1個ずつ箱入りみたい。
$160.20、日本円で約1万7,000円だよ!
こんなボールでプレイしたら、絶対にOBには打てないよね。
ロストボールなんて無理!
セレブだったらこれくらいの値段じゃビクビクしないか。(笑)
ちなみにボールは白いタイプもあって、$80.99だって。

セレブなら優雅なフィッシングも楽しまないと! 
これはシャネルのフライ・フィッシングのセットだよ。
特徴的なシャネルのキルティングのケースだけを見る限り、中にカーボンロッドやリールがセットされているなんて思わないよね。
釣りはゲームの中でしかやったことがないSNAKEPIPEなので(笑)、フライ・フィッシングが疑似餌を使う釣りというくらいしか知識がない。
調べてみるとイギリス貴族が始めた、現在でも格調高いスポーツとのこと。(Wikipediaより)
魚は釣ったら戻す、キャッチ・アンド・リリースなので、食するために釣るわけじゃないんだね。
フライ・フィッシング・セットは$18,500、日本円で約196万円!
上流階級の方向けのスポーツ用品なので、妥当な金額だよね。(ほんとか?)

今回はスポーツを中心に紹介してみたよ!
調べていくと、ありとあらゆるシャネル・グッズが販売されていることに驚いてしまう。
ファッションの枠にとらわれず、ライフ・スタイル全体をプロデュースしている感じなんだね。
検索していてとても楽しかったよ!(笑)
 

収集狂時代 第16巻 BALENCIAGA編

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【パパラッチから追われるセレブを演出した広告】

SNAKEPIPE WROTE:

今回の「収集狂時代」も世界的に有名なハイ・ブランドを特集しよう!
1914年にバスク系スペイン人のクリストバル・バレンシアガによって設立された、ファッション・ブランドであるバレンシアガ。
スペイン内戦の影響により、パリに本店を移転させたらしい。
ハリウッド女優やセレブから人気のブランドなんだって?
確か長年来の友人Mは、バレンシアガのバッグをいくつか所持していたような?
ハイ・ブランドについて名前は聞いたことがあっても、全く詳しくないSNAKEPIPE。
その手のショップでお買い物している方からは呆れられるかも。(笑)

最初に検索で目を引いたのが、この厚底シューズ。
クロックスが発売し、大人気となったサンダルに「BALENCIAGA」って書いてあるよ?
これは本当に「あのバレンシアガ」の商品なのかしら。
調べてみると、正真正銘バレンシアガだと判明!(笑)
「form」という名前で10cmの厚底仕様、更に花やロゴなどをピンで留めてアレンジできるという。
お値段はサイトによって様々だったけれど、一番高くて10万円ほど。
SNAKEPIPEが思っていたバレンシアガのイメージがかなり変わったよ。

もしかしたら他にも面白いアイテムがあるんじゃないの?
次に見つけたのがこれ!
なんとパンツと靴が一体化した商品なんだよね。(笑)
これはオシャレというより、舞台衣装のように見えてしまうよ。
パンツと靴が合わさっているので「pantashoes」とネーミングされているらしい。
ちょっと安直、と感じてしまうのはSNAKEPIPEだけ?(笑)
しかもパンツの裾直しはできないので、画像のモデルと同じくらいの足の長い人限定商品!
お値段$2,850、日本円で約30万6,000円。
洗濯がどうなるのか非常に気になるところだけど、足の長いお金持ちは1回着たら満足なのかな?(笑)

バレンシアガ面白いかも、と検索と続けると出てきたのがこれ!
パンプスなのに、スポーツ系に見えてしまうよね。
「lego shoes」とネーミングされているみたいよ。
結構見たまんまの名前が多いような?(笑)
アイテムのミクスチャーが面白いけど、どんなファッションに合うのか考えてしまうね。
スポーツ・ウェアとのコーディネートが一番なのかも。
気になるお値段は2007年の発売時で$4,175、日本円で約44万8,000円!
人とは違うファッションにこだわりがある人なら、持っておきたい一足だよね。(笑)

「lego shoes」に近い雰囲気の靴を発見!
様々な素材をコラージュした、まるで建築のようなデザインなんだよね。
そのせいか「Architectural Shoes」と呼ばれているみたい。 
異素材を組み合わせたアート作品みたいじゃない?
こんなデザインを発表しているとは、バレンシアガ恐るべし!
お値段を調べていたけれど、情報が出てこなかったんだよね。
もしかしたらコレクションで発表されたけれど、 商品化はされなかったとか?
お値段ご存知の方は、教えてください!

このスカートもまさかアート作品風?
車のゴム・マットをアップサイクルしてスカートにしてるんだよね? 
「car design skirt」って名前もついてるし。
素材はゴムかと思いきや、100%ラムスキンだって。
わざわざゴム・マットに見えるように仕上げてるってことね。(笑)
お値段$2,300、日本円で約24万7,000円!
「ゴム・マットで代用すれば?」のような記事がいくつかあったけれど、バレンシアガがやるから良いんだろうね?

最後はこちら!
画像を見た時には目を疑ったSNAKEPIPE。
何かのおふざけかと思ってしまうのも無理はないよね?
マクドナルドで販売されているフライド・ポテトのパッケージをそのまま使用した靴だよ!
バレンシアガで検索してヒットするとはどういうことだろう。
なんと本当にこの靴はバレンシアガの商品で、「MCBALENCIAGA」と名前がついているんだとか。
お値段は$530、日本円で約5万6,000円!
完売という記事があったけれど、みんな本当に買ったのかな?
それにしてもこの靴を商品化したバレンシアガ、本当にすごいよね!(笑)

ハイ・ブランドの「ちょっと奇妙に感じる」商品が意外と多いことが分かるね。
バレンシアガは、持っていたイメージと大きく違うことが判明して、とても面白かったよ。
今回は靴を中心に紹介したので、別のアイテムも探してみようかな。
次回をお楽しみに! 

収集狂時代 第15巻 Hermès編

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【エルメスのスカーフを頭にかぶるブリジッド・バルドー】

SNAKEPIPE WROTE:

今回は「収集狂時代」のHermès編を書いてみよう!
2016年10月の「収集狂時代 第6巻 Louis Vuitton編」から始まったハイ・ブランドの特集は、ChanelGucciへと続いていった。
(ここからカタカナ表記)エルメスにも驚くようなデザインはないかな、と探してみる。
エルメスというのが、元々馬具を扱っていたため、由緒正しく格式のあるデザインが多いのではないか、と予想していたSNAKEPIPE。
グレース・ケリーやジェーン・バーキンなど、女優の名前が付いたバッグが有名で、人気が衰えないブランドだからね!
検索を始めるSNAKEPIPEは、予想と違ったデザインに遭遇する。
驚きのため口が半開きになっていた。(大げさ!)

エルメスはバッグと共にスカーフが有名だよね。
SNAKEPIPEが連想するエルメスのスカーフといえば、画像のようなゴールド色が使用されたゴージャスなデザイン。
先に書いたように馬具メーカーだった名残で、馬に関するモチーフも多いイメージだよ。
セレブが愛用することで、更にエレガントさがアップする。
日本でも「いいとこのお嬢さん」や「お金持ちのマダム」が使用している印象があるよ。
SNAKEPIPEには、全く縁がない世界の話だと思っていたのに。

エルメスのスカーフ、と検索して出てきたのがこれ! 
まるでゴジラが東京を襲っているようじゃない?
じっくり見るとヒョウかチーターのような大型動物もいるし。
右端にはシロクマかパンダ?
これって本当にエルメスなの?(笑)
更に検索すると、これは正真正銘エルメスの商品で、「Animapolis」という名前だという。
こんなに遊び要素が入ったスカーフを販売してるんだ!
ちなみにデザインを手がけたのはJan Bajtlikというワルシャワ生まれのグラフィック・デザイナーとのこと。 
こんなにポップなデザインを採用しているなんて、エルメスのイメージがガラリと変わったよ! 

他にも面白いデザインはないか、と期待に胸を膨らませるSNAKEPIPE。
いや、大してバスト、膨らんでませんけど!(笑)
次に発見したのがこちら。
日本の鎧兜じゃないの! 
飾り紐や家紋があしらわれ、純和風なのにエルメス製品とは驚いちゃうね。
デザインしたのは、Aline Honoré。(読めん!)
ダラスにいるアート・コレクターであるAnn & Gabriel Barbier-Mueller夫妻のコレクションがもとになっているというから、想像して描かれたものじゃないんだね。
このスカーフも、海外セレブが使用すると、異国情緒あふれてオシャレなんだろうなあ。(笑)

鎧兜を見た後には、これも和風に見えてしまったSNAKEPIPE。
なんだかまるで伊藤若冲が描いたみたいじゃない?
7羽のオウムが俯瞰図となっているんだけど、色合いのためか日本画に見えるよ。
SNAKEPIPEは勝手に「エルメスのスカーフはシンメトリー」と思っていたけれど、違うデザインも多いんだね。
ちなみにこのオウム・スカーフは1980年代の物とのこと。
お値段は$425、日本円で約4万5,000円。
実際に使用するのも良いけど、額に入れて飾るのも素敵かもね?

これもエルメス?
まるで曼荼羅だよね!
色合いが華やかなので黒づくめの服装でも、このスカーフ1点で印象が変わりそうだよ。
これはMusée des Arts Décoratifs(パリ装飾芸術美術館)と共同で制作されたという。
中国の明王朝と清王朝の七宝焼のデザインからインスパイアされているらしい。
ヨーロッパ諸国ではシノワズリーと呼ばれる美術様式まで生まれたほど、中国美術に関心が高まっていたため、コレクターが集めた美術品が大量に美術館に寄贈されているという説明があったよ。
前述した鎧兜もコレクションされていたというので、海外の方から見るとアジア系の美術というのは魅力的だったんだろうね。
ちなみにこの曼荼羅スカーフは$350、日本円で約3万7,000円だよ!

異国情緒というところでは、このスカーフも同じ趣向かも。
これはエジプト・モチーフなんだよね!
古代エジプトで、聖なる虫としていたスカラベをデザインに取り入れている。
左を向いた鷲は、エジプトを象徴するシンボルとのこと。
鷲はエジプトの国旗にも描かれているんだよね。
首に巻いてしまうと、昆虫が描かれていることが分からないかもしれない。
このスカーフは1970年、Caty Lathamによってデザインされ、1999年に再発売されたというから、人気の商品なんだね。
お値段は中古品で$320、日本円で約3万4,000円だって。
エルメス・ファンなら1枚は持ちたいスカーフかも。(笑)

さて、SNAKEPIPEだったらどんなスカーフにしようか?
レアだったりヴィンテージ物も素敵だけど、現在販売している中から選んでみることにしよう。
大胆な構図で目に留まったのは、3匹のキリンが描かれた物。
「The Three Graces scarf(三美神)」と名付けられているという。
ロンドンのイラストレーター、Alice Shirleyによるデザインだって。
キリン以外にもエルメスのスカーフに採用されているデザインがあって、どれも素晴らしいんだよね!
すべて動物をモチーフにしているんだけど、目移りしてしまうほどだよ。(笑)
気になるお値段は90cmサイズで$420、日本円で約4万5,000円。
140cmサイズでは11万8,000円。
本気で購入を考えてしまうね!

最後はこちら!
まるで構成主義かバウハウスか、という雰囲気のデザインだよね!
この色合も1920年代を彷彿させ、その時代に憧れを持つSNAKEPIPEにとっては垂涎モノ。
エルメスの頭文字である「H」 をモチーフにしたシンプルさに潔さを感じるよ。
特にデザイナーの記載はないので、エルメスでは伝統的に使用しているのかな。
カシミア70%シルク30%とのこと。
サイズが大きめの140㎝なので、「くるまる」こともできそうだよ。
お値段は$950、日本円で約10万2,000円ほど。
どれにしようか迷ってしまうね。(笑)

今回はエルメスのスカーフを特集してみたよ!
SNAKEPIPEには全く縁がない世界だと思い込んでいたけれど、欲しくなってしまうデザインがたくさんあったね。
エルメス・ファンの皆様からみたら「何をいまさら」と思われるだろうけど。(笑)
手が出せない金額ではなかったのも意外だった。
いつか手に入れたいな、と思ったSNAKEPIPEだよ!